少年メリケンサック
初公開年月 2009年2月14日
鑑賞メディア;DVD
監督:宮藤官九郎4点
アニメーション監督:西見祥示郎4点
脚本:宮藤官九郎4点
撮影:田中一成4点
美術:小泉博康4点
衣裳:伊賀大介4点
編集:掛須秀一4点
音楽:向井秀徳3点
音楽プロデューサー:津島玄一4点
メインテーマ: 銀杏BOYZ『ニューヨーク・マラソン』3点
録音:林大輔2点
出演:宮崎あおい(栗田かんな)5点、木村祐一(ハルオ)4点、勝地涼(マサル)3点、田口トモロヲ(ジミー)4点、三宅弘城(ヤング)4点、峯田和伸(青春時代のジミー)4点、ピエール瀧(金子欣二)4点、佐藤智仁(青春時代のアキオ)4点、波岡一喜(青春時代のハルオ)4点、石田法嗣(青春時代のヤング)4点、田辺誠一(TELYA)3点、哀川翔(かんなの父)3点、烏丸せつこ(美保)3点、犬塚弘(作並厳)3点、中村敦夫(TV局の司会者)3点、仲野茂(ガサ入れの警官)3点、ユースケ・サンタマリア(メイプルレコード社長)4点、佐藤浩市(アキオ)4点
鑑賞メディア;DVD
監督:宮藤官九郎4点
アニメーション監督:西見祥示郎4点
脚本:宮藤官九郎4点
撮影:田中一成4点
美術:小泉博康4点
衣裳:伊賀大介4点
編集:掛須秀一4点
音楽:向井秀徳3点
音楽プロデューサー:津島玄一4点
メインテーマ: 銀杏BOYZ『ニューヨーク・マラソン』3点
録音:林大輔2点
クドカン脚本監督のいきのいい切れのあるメリハリの効いた作品。私自身と同世代の親父達がパンクロックを再生していく話。中でも今まで余りいいと思ったことの無いユースケ・サンタマリアがそのままのキャラクターで面白い。
もちろん主人公の宮崎あおいが良い。20代の女子の可愛さと弾け方と悩みとボケを非常にうまく体現している。コメディ演技は難しい。それをうまく表現できていると思う。それは、クドカンの演出力による。
四人の親父もそれぞれに愚か者を嬉々として演じているように思える。田口トモロヲのせこさやあほらしさ。佐藤浩市のいい加減さや下らなさ。
もちろん主人公の宮崎あおいが良い。20代の女子の可愛さと弾け方と悩みとボケを非常にうまく体現している。コメディ演技は難しい。それをうまく表現できていると思う。それは、クドカンの演出力による。
四人の親父もそれぞれに愚か者を嬉々として演じているように思える。田口トモロヲのせこさやあほらしさ。佐藤浩市のいい加減さや下らなさ。
ただ、何故仙台の酪農農家のせがれがパンクなのだろう?ロンドンの労働者階級やニューヨークの美術学校じゃないのに何故パンク?多分日本のパンクはこのような地方都市の荒れた雰囲気から出てくるんだろうな。
内容的には何も無い。それは、パンクそのものが何も無いからだ。しかし、個人的な愛や心の平和をつまらない旋律でうたうかんな(宮崎)の恋人ハルオよりは面白い。
そういうジェネレーションギャップは世間一般にあり、同じロックをやっていても全く同じ土俵で勝負していない。それが、若いバンドのステージを壊しに行く親父達の姿に表現されている。
また、クドカン自体、ロックがパンクしていた時期を知らないはずだ。にもかかわらず、映画は過去のロック映画に対するオマージュがいくつも観られる。単なるロックマニアではないロックを続けようとしているクドカンの姿勢には好感が持てる。
そこには映画的躍動感があるからだ。決して映画的にテクニックが無いのではない。
そういうジェネレーションギャップは世間一般にあり、同じロックをやっていても全く同じ土俵で勝負していない。それが、若いバンドのステージを壊しに行く親父達の姿に表現されている。
また、クドカン自体、ロックがパンクしていた時期を知らないはずだ。にもかかわらず、映画は過去のロック映画に対するオマージュがいくつも観られる。単なるロックマニアではないロックを続けようとしているクドカンの姿勢には好感が持てる。
そこには映画的躍動感があるからだ。決して映画的にテクニックが無いのではない。