ダメジン

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初公開年月 2006年7月1日
鑑賞メディア;DVD

監督:三木聡2点
企画:三木聡緋田康人温水洋一3点
脚本:三木聡2点
撮影:小林元2点
美術:茂木豊2点
編集:高橋信之2点
音楽:坂口修2点
主題歌:しんどうこうすけ『Flower』3点
照明:推原教貴2点
録音:永口靖2点

出演:佐藤隆太(リョウスケ)2点、緋田康人(ヒラジ)2点、温水洋一(カホル)2点、市川実日子(チエミ)2点、篠井英介(ササキ)2点、ふせえり(カズエ)3点、笹野高史(猫じじい)2点、岩松了(沼さん)2点、片桐はいり(タイアン)2点、麿赤兒(シンジュクさん)2点、謙吾(ゲシル先輩)3点、菅原洋一(ハーモニカ屋)3点、岡田眞澄(野際)1点、嶋田久作(おまわりさん)1点、伊東美咲(タンク)1点、吉岡秀隆(花沢)2点 ザブングルの加藤歩(サカモト)3点

 コンセプトは面白いが、素人映画の域を出ないジャンク映画。実質的には三木聡の監督デビュー作となっている作品で、これ以後三木映画に欠かせない人たちが多く出演しているが、どれもこれといった個性が出ていない。無理がある。

 ドラッグカルチャーやカウンターカルチャーの影響下にあって、ホームレス的な生き方やヒッピーを肯定的に描こうとするが、時代は余りの格差社会になっていて、このような生き方を認める余裕がなくなっている。投げやりで、パンクでアナーキーな日常を許容するには今の日本ではこのようなジャンキーたちの悪夢の中にしかない。

 また、ダメジン三人の冒険(集団銀行強盗)も成功はするもののたいした盛り上がりがない。また、真剣に三木独特の小ネタを見せようとしてるとも思えない。ただその中では、肺のつぶれた先輩が重たい医療用機械をかついで逃げるところは面白かった。