ＧＯＤＺＩＬＬＡ ゴジラ

初公開年月 1998年7月
鑑賞メディア；ＣＳ

監督：ローランド・エメリッヒ　3点
脚本：ディーン・デヴリン、ローランド・エメリッヒ　3点
撮影：ウエリ・スタイガー　3点
音楽：デヴィッド・アーノルド　4点

出演：マシュー・ブロデリック3点、ジャン・レノ2点

　悪評高い作品であるが、私は好きだ。ゴジラコメディ版と考えれば充分鑑賞に堪える。ゴジラの造形がダサいというが、このゴジラは、東宝の「空の大怪獣バラン」とも似ていて面白いではないか。実際バランのようにニューヨークの摩天楼の間を飛び跳ねているしハドソン川を泳いでいるところなどバランそのものの気がする。ローランド・エメリッヒはゴジラよりバランを研究したのではないか。

　とにかくこの映画は、邦画ではないのだが、原点がゴジラなので取り上げた。ゴジラファンにとっては、魚におびき寄せられる単なる爬虫類のゴジラなど噴飯物なのだろうが、外伝的に捕らえて、ゴジラもどきのお遊びとしたら、結構良く出来たおばかアクションとして学ぶところは大いにある。

　東宝のゴジラシリーズでもゴジラがシェーをしたり、自分で吹き出した炎で空を飛んだり滅茶苦茶やっている。それに比べればよっぽどまし。

　また、音楽にレッド・ツェッペリンのラップバージョンを使っていてかっこいい。