果しなき欲望

☆☆☆☆☆
初公開年月 1958年11月18日
鑑賞メディア;CS
初公開年月 1958年11月18日
鑑賞メディア;CS
監督:今村昌平5点
原作:藤原審爾5点
脚本:鈴木敏郎,今村昌平5点
撮影:姫田真佐久4点
美術:中村公彦5点
音楽:黛敏郎3点
出演:長門裕之4点、中原早苗4点、渡辺美佐子5点、西村晃4点、小沢昭一3点、加藤武4点、菅井一郎5点、殿山泰司5点、柳沢真一3点、高品格3点、芦田伸介3点
原作:藤原審爾5点
脚本:鈴木敏郎,今村昌平5点
撮影:姫田真佐久4点
美術:中村公彦5点
音楽:黛敏郎3点
原作が「小説の名人」藤原審爾で脚本がよく、演出のテンポがよく、役者が生き生き演じている。これらがそろうと面白い良い映画になるのは当たり前ともいえる。
昨今(1980年代以降)の邦画の監督たちのふがいなさは目を覆うばかりで惨憺たる有様である。低予算だろうがスタジオが無かろうが、まともな役者がいなかろうが、このようなサスペンスありコメディありの映画をよく研究して演出技術を学ぶべきである。
カメラアングルや場面の切り取り方など全く普通に見えてその実、非常に的確で考えられている。ファーストシーンで悪漢たちを駅前に集合させるところからシャープなカメラアングルが冴えている。
モノクロ画面の光と影もフィルムノワールほどわざとらしくなく要所要所で生かされている。落盤寸前のトンネルの地下と立ち退きの決まった商店街の地上を対比した演出も秀逸。当たり前のようで映画的。
とにかくこのようなレベルの高い娯楽映画が日本にあることを現代の作家たちが再確認すべきである。