鉄人28号 白昼の残月
そんな中NHKBSでアニメ「鉄人28号 白昼の残月」を観た。昭和30年代の東京に巨大ロボット鉄人がいたらどうなるか。と、いう話だ。様々なガジェットが楽しい。「お富さん」という流行歌や復員兵や特攻崩れと半ズボンでオープンカーを乗り回す少年探偵の取り合わせが古典的漫画世界で自然に溶け合っている。
ひとつは、これも最近流行ってきている「スチームパンク」的世界がそこにある
もう一つは、同潤会アパートが舞台であること。
これも戦後を懐かしんでいるレトロフューチャーの一つなのだろうが、私にとってもこれは郷愁を誘う設定だ。アニメの中でもアパートが段々崩れていくところがいい。廃墟を好むショウタロウも美しく良い。